サラサハタの飼育方法:どこで販売されてるの?値段はどのくらい?
サラサハタはドット柄が可愛らしく、水槽内でも目立ち観賞魚としても人気の魚です。独特のシルエットでユーモラスな顔をしており、見ていても飽きませんよ。また、立派に成長するので、飼育する楽しみもあります。
今回は、そんなサラサハタの飼育について紹介していきます。
目次
サラサハタとはどんな魚?
画像元:Amazon
サラサハタはスズキ目ハタ科に分類されるハタの一種です。東シナ海、南シナ海からインド洋の岩礁域やサンゴ礁に生息しています。成長すると全長60cmまで成長します。体色は淡い褐色で体高が高く、背びれにはとげがあるので扱いには注意が必要です。食性は肉食性で甲殻類や魚を捕食します。
サラサハタの飼育は難しい?飼育するポイントは?
サラサハタは丈夫で飼育は容易ですが、ある程度の大きさに成長するので、飼育環境を整えて飼育する必要があります。性格が多少荒めなので、初心者よりもアクアリウム経験者の飼育が推奨される魚になります。
サラサハタは単独飼育が基本
サラサハタは肉食魚であり、大変大きく成長しますので、単独飼育が基本になります。同種同士の混泳はけんかする可能性がありますので控えましょう。甲殻類との混泳は捕食されてしまう場合があります。サンゴとの相性は良いので同時に飼育することは可能ですが、水質などの管理に手間がかかります。
広めの飼育スペースを用意して単独で悠々と泳がせてあげた方が長生きしますよ。
サラサハタはどこで販売されてるの?値段は?
サラサハタは入荷数が少なく、貴重な魚ですが、ペットショップよりもネットショップでの方が入手しやすいです。価格は5,000~数万円前後で販売されています。選び方のポイントは、元気に泳ぎ回る、ワンサイズ大きめなウロコが剥げていない個体を購入しましょう。
名前:サラサハタ Sサイズ(1匹)
税込価格:3,980円
サラサハタに適した水槽は90cm
サラサハタは最大60cmと立派に成長しますので、最低でも90cm以上の水槽が必要になります。また、アクリル水槽は強度に不安があり、サラサハタが追突した際に破損してしまう危険がありますのでガラス製の丈夫な水槽を用意し、フタをしっかりして飼育するようにします。また、興奮しないように静かな環境で飼育してあげましょう。
サラサハタの飼育に必要なアイテムは?
水槽以外には下記のような機材を用意しましょう。
水槽設置に必要な機材
- 人工海水の元
- 照明器具
- ろ過装置
- ヒーター等
- 水質調整剤・カルキ抜き
- エアレーション
- 頑丈なガラスブタ
- 温度計
- 塩分濃度を測る比重計
その他のアイテム
- 魚用の網
- ピンセット、バケツ
- 掃除グッズ
- 海水魚用の人工飼料
砂底は敷かずにベアタンクでの飼育がオススメです。砂を敷く場合にはサンゴ砂など粒子の細かいものを使用しましょう。
水槽の立ち上げ方
- 水道水にカルキ抜きを入れ、透明になるまで待ちます。人工海水の元を入れて海水を作ります。
- 水が泡立たないように静かに入れていきます。水が泡立ってしまうと水中内の汚れが舞ってしまいなかなか水質が安定しないのでやめましょう。
- ろ過装置起動、ヒーターをつけて水を循環させ、水槽内の水に酸素を含ませます。その状態で2日程おきましょう。
- 酸素が水槽内を循環することにより、バクテリアが発生しフィルターに定着したら水質が安定するので水槽の立ち上げが完了です。
水槽の立ち上げを完了してからサラサハタを入手して水合わせをしましょう。
サラサハタに適した水温・水質は?水合わせの手順は?
サラサハタの適した水温は26℃前後です。冬場の水温低下に注意しましょう。水質は弱アルカリ性に保つようにしましょう。ph8.0前後にすると適応しやすいです。
- 水槽のセットが完了したら入手してきたサラサハタを袋ごと1時間水槽に浮かべて袋と水槽の水温をあわせます。
- 袋の水を3分の1捨て、水槽の水を少量入れて40分程おきます。
- 2を2〜3回繰り返して水質をあわせます。その後アデヤッコを水槽に移し、袋の水は捨てます。
サラサハタの餌は?1日に与える量や頻度は?
食欲旺盛ですので人工飼料でも食べますが、最初は生餌や生き餌などを併用して与えると食いつきがよくなります。海水魚用の人工飼料を1日2回食べきれる量を与えましょう。
水換えの時期は?
7日に1回を目安に下記の手順を参考に汚れた水を交換します。
- カルキ抜きした新しい水を用意します。
- 3/1の水を捨て、新しい水を入れます。
- 比重計を使用して、塩分濃度に問題がなければ水換えを完了です。
隠れ家やライブロック類も定期的に洗うようにして清潔に保つようにしましょう。
サラサハタがかかりやすい病気は?飼育する上での注意点は?
サラサハタは比較的丈夫な魚ですが、水質の悪化や環境の変化が激しい場合はストレスから白点病になる可能性があります。また、狭い水槽からストレスを感じて突然死の原因にもなりますので注意しましょう。さらには混泳相手との相性が悪いと争いになり、けがをする原因になりますので慎重に混泳させます。
高温に弱い魚になりますので、水温水温が変化しないように温度管理をして水温が変化しないようにします。飛び出し事故で身体をけがしてしまうと衰弱死や突然死の危険がありますので、フタを閉めて飼育しましょう。
サラサハタが餌を食べない原因と対処法は?
サラサハタの餌は人工飼料で問題ありませんが、与えすぎると消化不良を起こして餌を食べなくなるので注意してください。夜間に活発に活動しますので、夜の時間帯に餌を与えてみて様子をみましょう。また、生き餌の方が食いつきは良いので、人工飼料と混ぜて与えてみましょう。
水質が変化して白点病などの病気にかかると餌を食べなくなりますので、病気にならないように定期的に水換えをして水質を管理します。病気になってしまった場合には、その個体を隔離して薬浴などで手当てしてから餌を与えるよいですよ。
サクラハタの魅力とは
サラサハタは大型の海水魚で立派に成長しますから、育てがいがあります。スポットの模様と岩のような茶褐色の体色は迫力があり、水槽内でもひときわ目立つ存在です。また、肉食魚なので豪快に魚を食べる様子も観察できますよ。