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モツゴ(クチボソ)の飼育方法:繁殖の方法や混泳の注意点は?寿命は?

体が細長く平たいモツゴ。関東(かんとう)地方では、口の先に向かってとんがっているその姿から「クチボソ(口細)」という名前でも親しまれています。灰色から銀白色をした体の真ん中に走る黒い線が特徴です。おとなしい魚なので他の魚との混泳がしやすいことでも知られています。また、4月~8月の繁殖期には、数を増やしてモツゴの稚魚を見ることもできるんですよ。

今回は、そんなモツゴの飼育方法や繁殖を考慮に入れた水槽の立ち上げ方などについてご説明していきます。

モツゴとはどんな魚?寿命はどのくらい?

モツゴ
画像元:Photo by (c)Tomo.Yun

モツゴは淡水魚で、コイ目コイ科モツゴ属に分類されています。関東(かんとう)より西の地域に分布し、湖や沼、河川の下流域、用水路、ため池などの淡水域に生息しており、つくだ煮の材料としても親しまれてきました。水草が多く、流れが緩やかな浅底部に群れをなすのが特徴です。日本以外では、台湾(たいわん)や香港(ほんこん)を含む中国(ちゅうごく)東部、朝鮮(ちょうせん)半島やアムール地方など比較的あたたかい地域で見ることができるんですよ。

成魚になると体長は8〜12cmほどです。モツゴは1年で成魚になり、寿命は3年ですが、5年以上生きた例も報告されています。

モツゴの飼育はストレスに注意

モツゴは水質の悪化にも強く、病気にもなりにくい魚なので初心者でも簡単に飼育できます。また、おとなしい魚なので混泳も可能です。しかし、ストレスを感じると餌を食べなくなり、そのまま死んでしまうなんてことも。ストレスを与えないよう、もともと住んでいた自然に近い環境を作り飼育することが長く鑑賞して楽しむコツなんですよ。

モツゴを購入するときの選び方は?

モツゴは珍しい魚ではありませんが、ペットショップで購入する場合は取り寄せになることが多いようです。沼や川などで捕獲するという手段もあります。

選び方で注意する点は、泳ぎ方の向きをよく見ること。横向きに泳いでいるようなら、病気の可能性があるので避けたほうがよいでしょう。

名前:モツゴ(3匹)

税込価格:800円

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飼育に適した水槽は?

モツゴに適した水槽は?モツゴの成魚は8〜12cm。何匹も買うことを考慮しますと、30cm水槽では他の魚とぶつかってストレスを感じる可能性があり、少し手狭かもしれません。60cm以上の水槽が飼育するには最適です。

水槽のほかに準備するものは?産卵にも配慮しよう

必要なもの

  • 水草
  • エアーポンプ
  • クーラー
  • 温度計
  • カルキ抜き用の中和剤

モツゴは体が強く丈夫な魚ですが、だからといって汚い水の中で生き続けることはできません。エアーポンプなどのろ過装置はきちんと準備してあげましょう。

暮らせる水温の幅は広いものの、あまりにも高温の水の中では生きていけません。水温が30度以上になってしまうような夏場は、部屋のエアコンを付けて水温が上がらないようにするか、水槽用のクーラーを付けてあげましょう。水温の温度を確認するために、温度計を設置しておくと便利です。

また、モツゴは水槽に入れてからすぐに産卵する場合もあります。水草や岩の影に産卵しますので、水槽を立ち上げるタイミングで設置してあげるとよいですよ。

水槽の立ち上げの方法は?

モツゴは昼間は明るく、夜は暗い環境で育ちますので、例えば直射日光の入らない窓の近くなど自然の時間の流れが感じられるような場所に水槽をおきましょう。

水槽が設置できたら、中に水洗いした底砂や砂利を敷きましょう。そして中和剤でカルキ抜きした水を静かに流し込んでいきます。あとは、エアーポンプや温度計を設置し、大きめの石や水草を水槽の中にレイアウトすれば準備は完了です。

購入もしくはつかまえてきたモツゴを迎え入れる3週間前くらいから水槽を空回ししておくと、水質が安定してモツゴが住みやすい環境になります。

モツゴに適した水温や水質は?水合わせの手順は?

水槽の準備ができたら、いよいよモツゴを水槽に入れていきます。ただ、入れる前にチェックしておきたいのが水温です。モツゴに適した水温は5〜30℃で、30度以上になってしまうと死んでしま可能性があるので注意しましょう。特に夏に飼育をスタートする場合は、水温を事前にチェックし、30度以上になっているようなら水槽にクーラーを設置して水温を下げてから水槽に入れましょう。また、冬場など水温が5度より低い状態になるのもモツゴにとってはよくありません。部屋を暖めて水温が下がらないようにしましょう。

水温が適していれば、モツゴを自宅まで運んできた袋を水槽の上に浮かべて水温合わせをします。1時間ほど放っておいたら、袋の中の水と水槽の水の温度が同じになっているか確認します。その後、水槽の水を袋の中に入れ、モツゴを水槽の水質になじませます。

この手順を踏んでおかないと、突然の環境変化で弱ってしまう可能性があるので注意してくださいね。

餌の量や水槽の水換え時期と方法は?

モツゴの餌の量や与える頻度は?

モツゴは食欲旺盛な魚です。餌は、1日に2〜3回、2~3分で食べきれるくらいの量を与えます。餌を多くあげ過ぎますと、食べ残しが出て水質を悪化させる原因になるので注意が必要です。一方、餌の量が足りないと痩せて死んでしまう場合があります。餌の量は様子を見ながら適量を見つけていきましょう。

水換えの時期と方法は?

モツゴは水質に強い魚ですので、水換えの回数は比較的少なくても大丈夫です。環境や数にもよりますが、エアポンプを設置している場合は月に1〜2回程度で問題ないでしょう。どうしても汚れてしまう場合は、週に1回、半分程度の水換えを行ってください。

モツゴは病気になりにくい?

モツゴは病気になりにくい?モツゴは丈夫な魚ですので、他の魚と比べると病気になりにくいと言われています。しかし、水質が極端に悪化していると、病気になってしまいますので、元気がないようなら水換えをして様子をみましょう。

混泳の注意点:繁殖期は気性が荒くなるので注意

モツゴは4月~8月の繁殖期を迎えると攻撃的になりますので、混泳させている場合は他の魚を攻撃していないかよく観察しましょう。もし攻撃しているようなら別の水槽に離隔するなどで対処します。

繁殖期になると、オスの体の色が黒くなり、縦のラインがなくなりますので、見分けがつけやすいですよ。

餌を食べない理由はストレス?

モツゴが餌を食べないときは、ストレスを感じている場合があります。水槽の前を人が何度も通り落ち着かない、水槽の中が狭い、隠れる場所がないといった原因が考えられます。隠れられるアイテムを水槽に設置してあげましょう。また、昼間は明るく夜は暗い場所でないとストレスを感じます。

モツゴは一度痩せてしまうと元に戻れませんので、ストレスを与えない環境を作ってあげましょう。

モツゴの飼育は水温の管理が大切

淡水魚であるモツゴは比較的飼いやすい魚です。水質の悪化にも強く、頻繁に水換えの必要がないところも初心者にとっては魅力的ですよ。

ただ、餌の量や、水温の管理には注意してあげてください。またストレスのなるべく少ない自然に近い飼育環境を作ってあげることがモツゴを長生きさせるコツですよ。





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