トランスルーセントグラスキャットの飼育方法：餌は？気をつける病気は？寿命は？
トランスルーセントグラスキャットは透明な骨まで見える身体がなんとも珍しく、その透けた身体から別名スケルトンフィッシュとも呼ばれています。変わった観賞魚としても人気の高い種類で水槽のアクセントにもなること間違いなしですよ。
今回は、そんな不思議で魅力的なトランスルーセントグラスキャットの飼育方法について紹介します。
目次
- 1 トランスルーセントグラスキャットとは？寿命は？
- 2 トランスルーセントグラスキャットの飼育は難しい？飼う時のポイントは？
- 3 トランスルーセントグラスキャットと混泳はできる？
- 4 トランスルーセントグラスキャットの値段は？どこで販売されてるの？
- 5 トランスルーセントグラスキャットに適した水槽は45cm
- 6 トランスルーセントグラスキャットの飼育に必要なアイテムは？
- 7 水合わせの手順は？
- 8 水合わせの手順は？トランスルーセントグラスキャットに適した水温・水質は？
- 9 トランスルーセントグラスキャットの餌は？1日に与える量や頻度は？
- 10 水換えの時期は？
- 11 トランスルーセントグラスキャットはどんな病気にかかる？予防法は？
- 12 トランスルーセントグラスキャットが餌を食べない原因と対処法は？
- 13 トランスルーセントグラスキャットの魅力とは
トランスルーセントグラスキャットとは？寿命は？
画像元：楽天市場
トランスルーセントグラスキャットはナマズ目の淡水魚であり、タイやマレーシアの河川に分布しています。最大の特徴はスケルトンの身体で下あごから二本の髭が生えています。
寿命は5〜8年前後で、成長すると10cm前後になり群れを作り流れに乗って泳ぐことを好みます。雑食生なので水生昆虫、も類などを食べます。甲殻類が好物です。
トランスルーセントグラスキャットの飼育は難しい？飼う時のポイントは？
トランスルーセントグラスキャットの性格は穏やかで初心者にも飼育しやすいですが、その透明な身体のためウロコが薄く傷つきやすいです。水換えと給餌の際に気を使う魚ですから、他の熱帯魚を飼育したことがある方の飼育がオススメです。餌も好みが分かれます。
トランスルーセントグラスキャットと混泳はできる？
トランスルーセントグラスキャットは同種同士で群れて泳ぐ魚ですので、複数で購入することが望ましいです。単体だとストレスを感じて死んでしまうことがあります。性格は穏やかですので、様々な魚との混泳が楽しめます。
しかし、トランスルーセントグラスキャットよりも小さい小魚や甲殻類はトランスルーセントグラスキャットが食べてしまう場合があるので避けましょう。また、シクリッドなどの気の強い魚は攻撃されてしまうので、避けましょう。
トランスルーセントグラスキャットの値段は？どこで販売されてるの？
トランスルーセントグラスキャットは観賞魚として人気のある魚ですので、扱っているペットショップも多いです。1匹700円前後で販売しています。ネットショップですと、複数引き一緒に販売していることもあります。選び方のポイントは、体調が悪くなると身体が白っぽくなるので透明な綺麗な個体を選びましょう。
名前：トランスルーセントグラスキャット
税込価格：1,633円
トランスルーセントグラスキャットに適した水槽は45cm
トランスルーセントグラスキャットは10cm前後になるので、45cm以上の水槽での飼育が良いでしょう。アクセサリーや水草を入れることも考えて大きめな水槽を購入します。また、群れて泳ぐ魚ですので複数で泳ぐことを想定して水槽を選びましょう。なお、上部を遊泳する魚ですので、飛び出し事故を起こさないようにフタをしっかりして飼育します。
トランスルーセントグラスキャットの飼育に必要なアイテムは？
水槽以外には下記のような機材を用意しましょう。
水槽設置に必要な機材
- 照明器具
- ろ過装置
- ヒーター等
- 水質調整剤・カルキ抜き
- エアレーション
- ガラスブタ
- 温度計
その他の道具
- 魚用の網
- ピンセット、バケツ
- 掃除グッズ
- 熱帯魚用の人工飼料
砂底なしのベアタンクの状態の飼育も綺麗です。背景を黒にすると身体つきがわかりやすいです。
水合わせの手順は？
- 水道水にカルキ抜きを入れ、透明になるまで待ちます。
- 水が泡立たないように静かに入れていきます。水が泡立ってしまうと水中内の汚れが舞ってしまいなかなか水質が安定しないのでやめましょう。
- ろ過装置起動、ヒーターをつけて水を循環させ、水槽内の水に酸素を含ませます。その状態で２日程おきましょう。
- 酸素が水槽内を循環することより、バクテリアが発生しフィルターに定着したら水質が安定するので水槽の立ち上げが完了です。
水槽の立ち上げを完了してからトランスルーセントグラスキャット入手して水合わせをしましょう。
水合わせの手順は？トランスルーセントグラスキャットに適した水温・水質は？
トランスルーセントグラスキャットに適した水温は23℃〜27℃前後です。冬場の水温低下に注意しましょう。水質は弱アルカリ性ph7.0前後に設定します。
- 水槽のセットが完了したら入手したらトランスルーセントグラスキャットを袋ごと1時間水槽に浮かべて袋と水槽の水温を合わせます。
- 袋の水を3分の1捨て、水槽の水を少量入れて40分程おきます。
- 2を2〜3回繰り返して水質を合わせます。その後トランスルーセントグラスキャットを水槽に移し、袋の水は捨てます。
トランスルーセントグラスキャットの餌は？1日に与える量や頻度は？
1日2回2～3分程度で食べきれる量の人工飼料を与えましょう。ただし、動物性たんぱく質の食べ過ぎは消化不良になりますので、少なめに与えましょう。食べ残しは手早く取り除きます。水が腐敗すると病気になる元になりますのでこまめにチェックします。
水換えの時期は？
7日に1回を目安に下記の手順を参考に汚れた水を交換します。
- 新しい水を用意します。
- 3分の1の水を排出します。
- 水質に問題がなければ水換えを完了です。
アクセサリー類なども定期的に掃除するようにして水質が悪化しないようにしましょう。ヒーターも定期的に洗います。
トランスルーセントグラスキャットはどんな病気にかかる？予防法は？
トランスルーセントグラスキャットは導入時にストレスを感じやすい面があり、白点病になる場合があるので水合わせは丁寧に行いましょう。病気になると集団感染するリスクがあります。また、穏やかな性格の魚ですので、気の強い魚との混泳は相性が悪いとストレスから病気にかかりやすく抵抗力が弱くなりますので、こまめに様子を観察しましょう。なお、身体が透明で傷つきやすく、体調不良になると白っぽく変色します。色を観察して健康チェックしましょう。
トランスルーセントグラスキャットが餌を食べない原因と対処法は？
水温の変化
水質や水温が急激に変化していないか確認します。季節の変わり目は体調を崩して食欲不振になることがあります。
消化不良
餌の与えすぎで消化不良になっていないか餌の量を見直します。腹部が膨らんでいる場合には絶食させて様子を見ます。
運動
流れがあるとその流れに沿って運動するので餌を消費しやすくなります。
夕方・夜に餌与える
夕方などに餌の時間帯をずらすなどして試して見ましょう。
混泳
それでも改善が見られないときは混泳相手を見直して弱い個体を隔離して別々に飼育します。
トランスルーセントグラスキャットの魅力とは
透明な身体がなんとも珍しいトランスルーセントグラスキャットは水槽に入れとおけばアクセントになる魚です。性格が穏やかな点も導入しやすくオススメです。人にも懐くのでかわいらしいですよ。
是非、トランスルーセントグラスキャットの飼育を検討してみてくださいね。
