ドワーフスネークヘッドの飼育方法:混泳はできる?寿命はどのくらい?
ドワーフスネークヘッドは、肉食魚の観賞魚として人気のスネークヘッドの中でも小型の種類で、初めて肉食魚を飼育する方にも飼育しやすい魚です。名前のドワーフは小人という意味で、その小ささをあらわしているんですよ。
今回は、そんなドワーフスネークヘッドの飼育方法について紹介していきます。
目次
- 1 ドワーフスネークヘッドとはどんな魚?寿命はどのくらい?
- 2 ドワーフスネークヘッドの飼育難易度は?飼い方のポイントは?
- 3 ドワーフスネークヘッドと混泳はできる?
- 4 ドワーフスネークヘッドはどこで販売されてるの?選び方のポイントは?
- 5 ドワーフスネークヘッドに適した水槽の大きさは60cm以上
- 6 ドワーフスネークヘッドの飼育に必要なアイテムは?
- 7 水槽の立ち上げ方
- 8 ドワーフスネークヘッドに適した水温・水質は?水合わせの手順は?
- 9 ドワーフスネークヘッド餌は?1日に与える量や頻度は?
- 10 水換えの時期は?
- 11 ドワーフスネークヘッドを飼育する上での注意点は?どんな病気にかかる?
- 12 ドワーフスネークヘッドが餌を食べない原因と対処法は?
- 13 ドワーフスネークヘッドの魅力とは
ドワーフスネークヘッドとはどんな魚?寿命はどのくらい?
画像元:楽天市場
ドワーフスネークヘッドはスズキ目タイワンドジョウ科に分類される淡水魚です。インド・インドネシア・スリランカに分布しています。寿命は7年前後で全長20cm前後に成長します。食性は肉食性で小魚やエビなど水生昆虫を捕食します。水底にいることが多く、流木の陰に隠れて身体を休めます。卵生の生物で孵化するまでオスが口の中で卵を守り育てるのが特徴です。
ドワーフスネークヘッドの飼育難易度は?飼い方のポイントは?
ドワーフスネークヘッドは、肉食魚としては穏やかな性格なので、初心者でも飼育を始めやすい種類の魚です。熱帯魚になりますので温度管理が必要になります。
ドワーフスネークヘッドと混泳はできる?
スネークヘッドは単体での飼育が基本になります。肉食魚ですので混泳相手を捕食してしまう場合があります。同サイズの肉食魚を広めの水槽で混泳することは可能ですが、喧嘩して共食いする可能性もありますので相性をみて決めるようにしましょう。底にいることが多い魚ですので、上部を遊泳する魚とは相性がよいです。同種で混泳させる場合には隠れ家を複数設置します。
ドワーフスネークヘッドはどこで販売されてるの?選び方のポイントは?
ドワーフスネークヘッドはショップや通販などでおよそ5,000円で購入できます。ヒレのかけてない綺麗な発色のものを選んで購入するようにしましょう。臆病な性格ですので、袋に入れて移動する際は静かに運びましょうね。
名前:ドワーフスネークヘッド
税込価格:3,964円
ドワーフスネークヘッドに適した水槽の大きさは60cm以上
ドワーフスネークヘッドを飼育する場合は60cm以上の水槽を用意しましょう。ドワーフスネークヘッドは隠れ家を用意してあげると喜ぶので流木や岩などを置いて隠れ家を設置してあげます。スネークヘッド単体で飼育する場合は60cm水槽でも飼育可能です。上部フィルターなど上につけるろ過装置を使用するのがオススメですよ。
ドワーフスネークヘッドの飼育に必要なアイテムは?
水槽設置に必要な機材
- 照明器具
- ろ過装置
- ヒーター等
- 水質調整剤・カルキ抜き
- エアレーション
- ガラスブタ
- 温度計
その他のアイテム
- 魚用の網
- ピンセット、バケツ
- 掃除グッズ
- 沈下性の人工飼料
砂底はどのようなタイプでも問題ありません。浄化作用のある砂ですと水換えの手間を軽減することができますよ。
水槽の立ち上げ方
- 水道水にカルキ抜きを入れ、透明になるまで待ちます。
- 水が泡立たないように静かに入れていきます。水が泡立ってしまうと水中内の汚れが舞ってしまいなかなか水質が安定しないのでやめましょう。
- ろ過装置起動、ヒーターをつけて水を循環させ、水槽内の水に酸素を含ませます。その状態で2日程おきましょう。
- 酸素が水槽内を循環することにより、バクテリアが発生しフィルターに定着したら水質が安定するので水槽の立ち上げが完了です。
水槽の立ち上げを完了してからドワーフスネークヘッドを入手して水合わせをしましょう。
ドワーフスネークヘッドに適した水温・水質は?水合わせの手順は?
ドワーフスネークヘッドに適した水温は26℃前後です。急激な水温の変化に注意しましょう。水質は弱酸性でph7.0前後に設定します。
- 水槽のセットが完了したら入手してきたドワーフスネークヘッドを袋ごと1時間水槽に浮かべて袋と水槽の水温をあわせます。
- 袋の水を3分の1捨て、水槽の水を少量入れて40分程おきます。
- 2を2〜3回繰り返して水質をあわせます。その後ドワーフスネークヘッドを水槽に移し、袋の水は捨てます。
ドワーフスネークヘッド餌は?1日に与える量や頻度は?
ドワーフスネークヘッドは赤虫やイトミミズなどをおやつがわりに与えると喜んで食べます。1日2回2~3分で食べきれる量を与えましょう。
水換えの時期は?
7日に1回を目安に下記の手順を参考に汚れた水を交換します。
- 新しい水を用意します。
- 3分の1の水を排出します。
- 水質に問題がなければ水換えを完了です。
アクセサリーや砂利などにゴミがたまらないように定期的に掃除をして水質が悪化しないように気をつけましょう。
ドワーフスネークヘッドを飼育する上での注意点は?どんな病気にかかる?
急激な水温の変化
夏場の高温や冬場の低温も苦手なので温度が急激に変化しないようにクーラーやヒーターを季節により使い分けましょう。
細菌感染
細菌感染などをおこすとウロコから出血して衰弱死してしまうことがあり隔離して手当てを行う必要があります。
白点病
水質が悪化すると白点病にかかりやすくなるので定期的に水換えをしてpHを下げないようにします。
混泳相手との喧嘩
喧嘩も怪我と衰弱の原因になりますので混泳相手との相性は慎重に調整しましょう。
ドワーフスネークヘッドが餌を食べない原因と対処法は?
ドワーフスネークヘッドは赤虫など与えすぎると消化不良から拒食になってしまうこともありますので気をつけましょう。基本的に餌を丸のみするので、口のサイズにあった餌を与えるようにします。人工飼料に慣れるまで時間がかかることがありますので、最初は口元に餌を落として与えると良いでしょう。メダカやエビなどの生き餌を与えると食いつきが良くなりますよ。
ドワーフスネークヘッドの魅力とは
ドワーフスネークヘッドは色合いもカラフルで青みがかった色が美しく水槽内を彩ってくれるので見ていて飽きません。ペットとして飼育方法も確立していますので、安心して飼育することができますよ。
是非、ドワーフスネークヘッドを飼育してみて下さいね。