レインボーシャークの飼育方法:混泳のルールは?餌は?大きさはどのくらい?
レインボーシャークは、黒い身体と鮮やかな赤いヒレが特徴的な中型の熱帯魚です。ユーモラスな顔をしており、ヒゲが生えているのが印象的ですよ。名前にシャークとサメの名がつかわれていますが、実はコイの仲間で淡水魚です。
今回は、そんなレインボーシャークの飼育方法や混泳のルール、餌などについて紹介していきます。
目次
レインボーシャークとはどんな魚?寿命はどのくらい?
レインボーシャークはコイ目の魚で、メコン川、チャオプラヤ川などに生息している中型の熱帯魚です。黒い体色は光の加減で薄紫色にも見える店など見た目以上に深い色彩が味わえる魚ですよ。底性を好む魚で、砂底を探索して餌を見つけるようなしぐさをみせます。食性は雑食性で人工飼料もよく食べます。
寿命は長寿の分類にはいり、15年ほど生きる個体もいます。成長すると12cmほどになります。
レインボーシャークの飼育は難しい?飼うときのコツは?
レインボーシャークは丈夫で初心者でも飼育しやすい魚ですが、鮮やかな体色は警戒色で、気が強い面があるので混泳水槽を作る際には注意が必要です。また、口周りが細菌感染を起こしやすいので導入時にしっかりとトリートメントしましょう。
レインボーシャークと混泳はできる?
警戒心の強い魚で、同種同士では争うことが多いので混泳はしない方が良いでしょう。比較的同サイズの他種の熱帯魚に対しては温和な場合が多いので、別種との混泳が推奨されます。上部を泳ぐ魚との混泳は相性が良いです。ヒレの長い魚はレインボーシャークに噛まれる可能性がありますので混泳させない方が良いでしょう。
レインボーシャークの価格は?選び方のポイントは?
レインボーシャークはネットショップやペットショップで1,000円前後で販売されており、比較的入手しやすいです。身体に傷がなく、体色が鮮やかな個体を選ぶようにしましょう。ショップで与えていた餌を確認し、なるべく同じものを与えましょう。
名前:レインボーシャーク
税込価格:864円
レインボーシャークに適した水槽の大きさは?
レインボーシャークのみの飼育でしたら45cm水槽で終生飼育が可能です。水槽は広めに設定してあげると混泳水槽は作りやすくなります。水草などのある環境を好む魚ですが、柔らかい水草をかじってしまうので、アマゾンソードなど固めのものをチョイスするようにしましょう。砂底を好むのでろ過装置は上部フィルターや底面フィルターが良いです。
レインボーシャークの飼育に必要な道具は?
水槽以外には下記のような機材を用意しましょう。
水槽設置に必要な機材
- 照明器具
- ろ過装置
- ヒーター等
- 水質調整剤・カルキ抜き
- エアレーション
- ガラスブタ
- 温度計
その他の道具
- 魚用の網
- ピンセット、バケツ
- 掃除グッズ
- 餌
- 隠れ家
砂底は特に制限はありませんが丸みのある細かいものが好みです。浄化作用のある砂底がオススメです。
レインボーシャークの飼育準備!水槽の立ち上げ方
レインボーシャークを購入する前に水槽を立ち上げておきましょう。
- 水道水にカルキ抜きを入れ、透明になるまで待ちます。
- 水が泡立たないように静かに入れていきます。水が泡立ってしまうと水中内の汚れが舞ってしまいなかなか水質が安定しないのでやめましょう。
- ろ過装置起動、ヒーターをつけて水を循環させ、水槽内の水に酸素を含ませます。その状態で2日程おきましょう。
- 酸素が水槽内を循環することにより、バクテリアが発生しフィルターに定着したら水質が安定するので水槽の立ち上げが完了です。
水槽の立ち上げを完了してからレインボーシャークを入手して水合わせをしましょう。
水合わせの手順は?レインボーシャークに適した水温や水質は?
レインボーシャークに適した水温は26℃前後です。水質は中性性に保つようにしましょう。ph7.0前後にすると適応しやすいです。導入時は丁寧にトリートメントしましょう。
- 水槽のセットが完了したら入手してきたレインボーシャークを袋ごと1時間水槽に浮かべて袋と水槽の水温をあわせます。
- 袋の水を3分の1捨て、水槽の水を少量入れて40分程おきます。
- これを2〜3回繰り返して水質をあわせます。その後レインボーシャークを水槽に移し、袋の水は捨てます。
レインボーシャークの餌は?与える頻度は?
雑食性のため人工飼料もよく食べますので、給餌はしやすい魚です。赤虫、冷凍クリルなどの半生の餌もよく食べます。1日2回2~3分で食べ切れる量の餌を与えましょう。
水換えの時期は?
7日に1回を目安に下記の手順を参考に汚れた水を交換します。
- 新しい水を用意します。
- 水槽の3分の1の水を排出します。
- 排出した分を足し水したら水換え完了です。
砂底も定期的に洗うようにしてゴミを取り除き水カビ病の発生に気をつけます。
レインボーシャークを飼育する上での注意点
口周りの細菌感染に注意が必要です。混泳相手と争いをして傷を負うとそこから菌が侵入して病気になることがありますので、健康チェックをしっかりするようにしましょう。さらに水温の変化に注意して高温、低温になりすぎないように温度管理してあげましょう。
季節ごとにクーラーやヒーターを使用してください。ヒーターはカバー付きのものが良いでしょう。飛び出し事故の多い魚になりますので、レインボーシャークを飼育する際にはフタをしっかり閉めましょう。
レインボーシャークが餌を食べない原因と対処法
レインボーシャークはより好みしないで餌をよく食べる魚ですので、病気になって衰弱していないか確認しましょう。水質は悪化していないか、水温は適切か確認している必要なら水換えや薬浴をして対応します。口の形状がやや吸盤状になっていますので、食べやすいように沈下性の餌を与えて口のサイズに合うように大きな粒はカットして給餌しましょう。
水草や隠れ家を複数用意してレインボーシャークが落ち着いてご飯を食べられる環境を作りましょう。
レインボーシャークの魅力とは
警戒色がきれいなレインボーシャークは初心者でも飼いやすい魚です。赤いヒレが美しいレインボーシャークは水槽内でも目立つ熱帯魚ですよ。是非、レインボーシャークの導入を検討してみて下さい。