ヒメダカの飼育:水温や水質は?寿命はどのくらい?
小さくて泳ぐ姿もかわいらしいヒメダカ。メダカの一種で改良されて今の姿になったお魚ですが、初心者の方にも飼育が取り組みやすく、元気に泳ぐオレンジがかったキレイな姿は見ていてとっても癒やされますよ。
今回は、そんなヒメダカの飼育のコツや適した水槽のお手入れ方法などを詳しくご紹介します。
目次
ヒメダカはどんな魚?寿命は?
ヒメダカとは、メダカが突然変異をして現れたもので、鑑賞魚としてとても人気があります。野生のメダカは黒色系の色素を持っていますが、ヒメダカは黄色系の色素を持っているためオレンジ系の色が特徴です。
体長は最大で4㎝ほどになり、野生で生息しているというよりは、野生で発見された場合、そのほとんどは放流されたものである可能性が高いとされています。寿命は1年から最大で5年ほどです。
ヒメダカの飼育は難しい?
ヒメダカの飼育は簡単といわれています。飼育のポイントはキレイな水質を維持することが一番です。水槽は比較的小型の30㎝程度のものからでも可能ですが、餌をやりすぎて水が汚れたりしないよう注意が必要です。
混泳させる場合は水をキレイにしてくれるシマドジョウなどが良いでしょう。
ヒメダカの価格は?購入するときの選び方は?
ヒメダカを購入する際は、ホームセンターやペットショップでも販売されています。今ではインターネットでも手軽に購入することができます。10匹単位での販売も多いですが、30匹で1,000円未満からとかなり手頃です。選び方は、体にハリがあって元気に泳ぎ、動きが活発なヒメダカを選ぶとよいですよ。
名前:ヒメダカ(10匹)
税込価格:648円
ヒメダカに適した水槽は?
ヒメダカは、通常1匹ではなく数匹の群れで飼育する場合がほとんどです。水槽はガラスかアクリル製のものを選び、30㎝~45㎝の水槽を目安とすれはよいでしょう。こまめな水換えも想定にいれて、お手入れに余り手間がかからない大きさを選ぶものポイントです。
形や種類の違う水草などで見た目にもこだわり、キレイな水槽にアレンジするのもおすすめですよ。野生の状態をイメージしながらレイアウトを工夫してみましょう。
水槽のほかに準備するものは?
ヒメダカを飼育するときには水槽のほかに準備するものが幾つかあります。特にヒメダカを長く飼育するためには、キレイな水質が大切です。汚れた水をろ過するには必要のろ過装置は必ず必要です。
その他にも、ゴミをすくえるアミや水の温度管理に必要な水温計、飼育数が多いときにも役に立つ、水に酸素を送るエアポンプなどもあると便利です。餌の食べ残しやヒメダカの自分の糞(ふん)などでも自然に水は汚れいきますので、餌の与えすぎにも注意しましょう。
水槽の立ち上げ方は?
ヒメダカを入れる水槽は、数日前から水質をつくっておく必要があります。はじめに底に敷く砂利を洗い、水槽の下にセットします。ガラスの水槽などの場合、砂利でキズがつくことがありますので、砂利はやさしく扱いましょう。
水をいれてからは水槽が重くなりますので、設置場所に移動して水を入れます。カルキ抜きの薬剤を入れ、ろ過装置を稼働させます。こうして水槽内で水を循環させカルキをぬき、水質をなじませておきます。この数日後にヒメダカをいれます。
ヒメダカを飼育するための水温や水質は?
ヒメダカに適した水温・水質は20~28度前後です。水槽の準備が整い、水質も循環させたらヒメダカを水槽にいれます。この時点では、カルキ抜きなども行われ、水も安定しています。水温が上昇しすぎないように注意して、夏場などは部屋の温度にも気を配りましょう。
ヒメダカが入っている水に新しい水を少ししれて水合わせをします。そして少しずつ水槽にいれます。きずがついたりしないように、やさしくいれてください。しばらくは新しい環境の風景にもなれないため、落ち着かいない様子や隠れてしまう様子があるかもしれませんが次第に落ち着いてきます。
1日の餌の量や水換え時期と方法は?
餌の量や与える頻度は?
餌は毎日1回から2回程度与えます。口が小さいですので、餌を一度に食べることができず時間がかかりますので、食べきれる量を与えることが大事です。餌を残してしまうと水の汚れにもつながります。
水換えの時期と方法は?
最初の1ヶ月は、3日に一度のこまめな水換えをし、有害物質をだすようにします。水量の全部ではなく、3分の1程度を3日に一度行います。1ヶ月程度たては水質もかなりろ過が進みキレイな状態になっていますので、これ以降は週に1度程度の水換えをします。これも水量の3分の1程度をするようにします。バクテリアが生息していますので、水の全替えはしないよう注意してください。
ヒメダカを飼育する上での注意点
ヒメダカを飼育する際は、水がキレイなことがもっとも重要です。餌の与えすぎや、ろ過装置の交換を長期間放置する、水換えの放置などで水質が悪化した場合、病気にかかりやすくなりすぐ死んでしまいます。
かかりやすい病気としては、水温の急激な低下による白点病があります。他には尾ぐされ病、水かび病などですが、もし病気にかかった場合は、塩をいれた水で殺菌する手当て法もありますので、試してみると良いでしょう。病気にかからないようにするには、毎日のヒメダカの様子を観察して、元気があるかどうか、チェックすると早期に気づくことができますよ。
ヒメダカが餌を食べない理由は?
ヒメダカは、ストレスなどでも餌をたべないことがあります。落ち着かいない環境になたときでも餌をたべないこともあります。餌の種類によっても、最初は食べていてもそのうち食べなくなるというのは良くあります。
一時期違う餌などを試してたり、そとに出して日光浴をさせてみたり、ヒメダカにも気分転換を与えるとまた餌を食べてくたりします。食べないからと必要以上にえいろいろな餌を与えて、食べ残しがたまることのないように注意しましょう。
見た目もかわいいヒメダカを飼育してみよう
ヒメダカは見た目にもかわいらしく、小さな子供さんでもお世話ができるくらい小型の水槽でも飼育が可能です。初めてのお魚の飼育にチャレンジするかたにも取り組みやすいですね。
水換えの手間はかかりますが、きちんと飼育すればそれほど難しい魚種ではありませんので、是非チャレンジしてみてくださいね。