カワムツの飼育方法:寿命はどのくらい?飼い方のポイントは?
カワムツは、身近な川に生息しているので、子供の頃に川で水遊びや釣りをした時に多くの人が見かけた事があるのではないでしょうか?緩やかな流れを好み、場所によってはカワムツだけが生息している川もあります。
今回は、カワムツの飼育方法や寿命、生息場所などご紹介していきたいと思います。
目次
カワムツとはどんな魚?寿命は?
カワムツはコイ科に属する魚です。主に西日本(にしにほん)と東アジアの水がきれいで流れが緩やかな川に生息しています。人が川遊びをするような場所にも生息していますが、警戒心が強い魚ですので近づくと素早く逃げてしまいます。
寿命は飼育下では、7年程度生きる事ができる長生きな魚です。自然下では、3年から4年と短くなると言われています。飼育する場合は、オスとメスの成魚になった時の大きさが違うので水槽の大きさを考慮する必要があります。オスは20cm前後、メスは12~15cmほどになります。
写真提供:katominejp様
カワムツは採集できる?購入するときの選び方は?
カワムツは身近な川で採集してくる方法が一番早いです。ペットショップなどで取り扱っているところは少ないので、取り寄せになる可能性があります。カワムツを選ぶ際には、元気に泳いでいればとくに問題はありません。逆に、ぐったりしている、体に傷がある個体は避けましょう。
名前:カワムツ(5匹)
税込価格:1,000円
適した水槽の大きさは?
カワムツを飼うために適した水槽の大きさは、稚魚の場合には60cmの水槽でも構いませんが、成長すると10cmから20cmほどの大きさになりますので90cm水槽をおすすめします。
カワムツの飼育に必要なアイテムは?
- クーラー
- ろ過装置
- 水温計
- 底砂
- 水草
- エアポンプ
高温になってしまうとカワムツは弱ってしまうので、水槽用クーラーでしっかり管理しましょう。また、ろ過装置や水温計、砂利や水草などをレイアウトしてあげるとカワムツのストレスを軽減させることができます。酸欠に弱い魚ですからエアポンプを設置してあげれば、なお安心です。
水槽の立ち上げ方は?
まずは水槽に入れる水のカルキ抜きから始めます。水道水のカルキ抜きは、くみ置きをしておけば自然にカルキ抜きはする事ができますが、時間が掛かってしまいます。そのため、カルキ抜きを使用して水道水のカルキ抜きをした方が便利です。
水槽に砂利や水草をレイアウトしてカルキ抜きした水をいれます。エアポンプなどを設置して、飼育できる環境を整えればカワムツを入れる事ができます。
- カルキを抜いた水道水を用意する
- 底砂を敷き詰める
- 水草を入れる
- 水槽に水を入れる
- エアポンプを設置する
- 水温によってはクーラーを設置する
カワムツに最適な水温や水質は?
カワムツに適した水温は、20~25℃です。水温が30℃を超えると弱ってしまう可能性がありますので、水温計で適温になっているかしっかりチェックしましょう。また、水槽の設置場所も直射日光が当たると水温が高くなってしまうので水槽を置く場所にも配慮することが大事です。
カワムツの餌は?1日の餌の量は?
カワムツは雑食性の魚なので、何でもよく食べてくれます。市販されている金魚の餌や川魚の餌を1日2回朝晩2~3分で食べきれる量を与えます。
水換えの時期は?
カワムツは、元々きれいな川に生息していますので、水質が悪化すると弱ってしまいます。そのため、1週間に1回は水換えを行いましょう。
カワムツを飼育する上での注意点は?
カワムツはジャンプする魚なので、水槽のふたは重いガラスぶたなどを使用して、カワムツが飛び出さないようにしてあげましょう。水槽の水位を下げておくのもカワムツが飛び出さないための対策としては有効です。
餌を食べない場合はどうする?
採集したカワムツは人工飼料を食べない場合があります。その時には、冷凍赤ムシなどの生き餌を混ぜて与えて徐々に人工飼料に慣れさせましょう。また、警戒心が強い魚なので、大きな音がする場所に水槽を設置すると餌を食べなくなる場合があります。
カワムツの飼育方法まとめ
カワムツは淡水魚で比較的飼いやすい魚ですが、きれいな水質を保ってあげないとすぐに弱ってしまいます。こまめに水換えを行うことで水質を維持させましょう。
カワムツの販売
カワムツ5匹
税込価格 1,000円
10~12cmのカワムツです。餌は人工飼料、たまにミミズをあたえています。