ドラードの飼育方法:飼い方のコツは?どこで販売されてるの?
大きな口にサケのような身体が特徴的な大型魚、ドラードという魚を見たことはあるでしょうか?筋肉質な身体をしており、身体はきいろみがかった鮮やかな体色をしているドラードですが、非常に大型に成長することで知られている淡水魚です。
今回は、ドラードの特徴や飼育方法、飼い方のコツなどについて紹介していきます。
目次
ドラードとはどんな魚?寿命はどのくらい?
画像元:楽天市場
ドラードはカラシン目カラシン科サルミヌス属に分類される魚です。アマゾン川やラプラタ川などの南米(なんべい)に生息する大型淡水魚で、外見からサケに間違われることもありますがサケとの近縁関係はなく、回遊することもありません。
成長すると非常に大きく成長して、1メートルを超える個体も出てきますが、飼育下では80cm前後にとどまることが多いようです。寿命は10年以上となり成長スピードはピラルクなどに比べると緩やかに成長しますが、長期の飼育を視野に迎え入れる必要があります。
ドラードの飼育は難しい?
ドラードの飼育自体は難しい制限はなく、比較的取り入れやすい魚です。しかし身体が大きく、柔軟性に欠けるため用意する水槽は横幅が広く高さがある大きなものが必要になってきます。ドラード飼育の最大の難関はこの水槽を用意することで、水槽、ろ過装置などのアイテムを用意できればドラードの飼育自体は難しくはありません。
ドラードの飼育に適した水槽は?
ドラードは最終的に80cm前後に成長し、身体だけでなく力が大変強くなるため、水槽は頑丈で大きな180cm規模の水槽が必要になります。
また、巨大な水槽をおく水槽台などは特注になる可能性が高いです。初期費用も高額になる可能性もあるので、計画的に準備しましょう。
ドラードはどこで販売されてるの?
ドラードの幼魚は1万円前後で購入することが可能です。取り扱い数が少なく、販売価格はその時々により変動しますが、平均してそのぐらいの値で入手することが可能でしょう。ドラードを購入する場合には身体に傷がない形がきれいな個体を選びましょう。
名前:ドラード
税込価格:10,584円
飼育に必要なアイテムは?
水槽以外には下記のような機材を用意しましょう。
- 照明
- ろ過装置
- ヒーター、クーラー・冷却ファン
- 水質調整剤・カルキ抜き
- エアレーション
- 熱帯魚用大型の網
- ピンセット、バケツ
- 掃除グッズ
- 餌
ドラードは水を汚しやすいため、底砂なしでの飼育が良いです。水温の変化はヒーターが一台だけですと抑えられない可能性があります。水量にあうように複数設置して対応しましょう。餌は肉食性なので、魚の切り身、エビなどの生き餌を与えましょう。
水槽の立ち上げの手順
- 水道水にカルキ抜きを入れ、カルキを抜いた水を作ります。
- 流木などのアクセサリーを洗います。
- アクセサリーを設置して水を泡立たないように静かに入れていきます。
- 水を入れてろ過装置起動、ヒーターを循環させ1晩〜2日程置きます。
- 酸素が水槽内を循環することにより、バクテリアが発生しフィルターに定着するので水質が安定し水が汚れにくくなります。
- 水槽の立ち上げを完了してから魚を入手して水合わせをしましょう。
水槽に入れるまでの手順は?水温や水質は?
ドラードに適した水温は26℃、水質はph8.0前後で設定します。
- 水槽のセットが完了したら入手してきたドラードを室温に慣れさせてから袋ごと1時間水槽に浮かべて袋と水槽の水温をあわせます。
- 袋の水を3分の1捨て、水槽の水を少量入れて40分程おきます。
- これを2〜3回繰り返して水質をあわせます。その後カドラードのみ水槽に移し、袋の水は捨てます。
ドラードの幼体は抵抗力が低い可能性があるので最初の数日はトリートメントをしながら、環境に慣れさせましょう。
1日の餌の量や水槽の水換え時期と方法は?
餌は何を食べる?与える頻度は?
生き餌を与えましょう。身体が小さなうちは金魚やメダカ、大きさがでてくれば人工飼料も食いつきやすくなり、エビや魚の切り身も食べます。朝夕2回の給餌が良いでしょう。
水換えの時期は?
下記の手順を参考に汚れた水を交換します。
- バケツに新しいカルキ抜きした水を作ります。
- 古い水を3分の1排水します。
- 排水した分新しい水を入れましょう。
ドラードは身体が大きく水を汚しやすいので、こまめに水槽を清潔に保つために水槽内の砂利なども一緒に掃除しましょう。
ドラードとの混泳のルールは?
ドラード単独でもかなり幅をとるので、ドラードは混泳には向きません。同じ階層を遊泳しないプレコなどとの混泳は可能ですが、肉食魚のため捕食されることも視野に入れて混泳するのが良いでしょう。
ドラードを飼育する上での注意点は?
ドラードの身体が大きくなってくると水換えも容易ではありません。二人掛かりで作業するような形になり、水槽の移動などは大仕事になります。気性も荒くなるため、ドラードを傷つけないように身体を保護しながら水槽からすくい上げる必要があります。
餌を食べない原因と対処法
抵抗力が低い幼体時には餌を食べなくなることもありますが、水質にさえなれてしまえば生き餌でしたらさほど抵抗なく食べてくれるでしょう。食べない場合は飼育環境において強い光や音がないか?刺激になるようなものが水槽内にないか確認して見直してみましょう。与えるの種類を増やして好みの餌を探してあげましょう。
水質、水温があってないこともありますので、確認して必要があれば水換えやヒーター、ファンなどを用いて温度管理をしてあげます。
ドラードを飼育する魅力とは
ドラードの飼育にはかなり大掛かりな設備と単独飼育で巨大な水槽を用意する覚悟が必要な魚です。成長した姿は迫力満点で体色も美しいため飼育しがいがありますが、細かな設備を用意した上で飼育に挑戦してみてください。