ミッキーマウスプラティの飼育方法:寿命はどのくらい?注意する病気は?
ミッキーマウスプラティは、尾びれの付け根にミッキーマウスに似た斑点があることから名付けられました。最近ではホームセンターの熱帯魚コーナーでも取り扱いがあり、価格も安く飼育が簡単なことからも、初心者でも手が出しやすい人気の熱帯魚です。
今回は、そんなミッキーマウスプラティの飼育方法や寿命、注意するべき病気など紹介していきます。
目次
ミッキーマウスプラティとは?寿命はどのくらい?
ミッキーマウスプラティはカダヤシ目カダヤシ科の属する淡水魚です。メキシコ原産の魚でプラティ(正式にはサザンプラティフィッシュ)の仲間です。尾びれの付け根あたりに黒く丸い3つの斑点があり、その模様がミッキーマウスに似ていることからこの名前が付けられました。
オスはスリムでゴノポジウムという交接器が尻びれのあたりについており、メスはぽっちゃりとした体つきをしているので、繁殖を防ぐために水槽を分ける場合は確認してみると良いですよ。
大きさは成長しても5cm程度で、寿命は自然界では1年ですが飼育下で上手に育てれば2~3年生きます。
ミッキーマウスプラティの飼育は初心者におすすめ
ミッキーマウスプラティは病気にもかかりにくいので飼育はしやすいです。性格もおとなしく混泳もできるので初心者におすすめできるお魚と言えるでしょう。ただし、繁殖力が強いので雄と雌を一緒に飼育する場合は、数が増えすぎる可能性がありますので注意が必要です。
購入するときの選び方は?
ミッキーマウスプラティを選ぶときは、まず、形がおかしな部分がないか確認してください。繁殖の際に「血が濃く」なってしまい、体が曲がってしまっているような個体が生まれやすくなっている場合があるのです。
次に、体がやせ細ってないかを確認してください。小さいうえに大量に水槽に入れられているので確認が難しいですが、横から見るよりも上から見たほうが比較的わかりやすいです。
最後に泳ぎ方もチェックしましょう。身体が左右にくねくねしながら泳いでいたり、群れとは違うところを泳いでいたりする個体も避けましょう。
名前:ミッキーマウスプラティ
ミッキーマウスプラティの飼育に適した水槽の大きさは?
ミッキーマウスプラティは体長が5cmほどと小さいので、単独で飼育する場合は、20cm水槽でも余裕をもって飼うことができます。つがいで飼育する場合でも30cm水槽で十分ですが、繁殖して数が一気に増えるので、あらかじめ60cmや90cmの水槽で飼育すると安心ですよ。
ミッキーマウスプラティの飼育に必要なアイテムは?
水草
ミッキーマウスプラティの飼育で水草は必ずしも必要ではありませんが、水草は隠れ家になり、ストレスを軽減させる働きがあります。
砂
ミッキーマウスプラティは底砂を必要としませんが、水質が中性から弱いアルカリ性に保つと良いのでサンゴ系の底砂を敷くと良いです。
水流
ミッキーマウスプラティは強すぎる水流は避けてください。遊泳力は比較的あるので多少の水流であれば問題ありません。
ポンプ
エアレーションのためのポンプが必要になります。
ミッキーマウスプラティの餌は?何を食べるの?
ミッキーマウスプラティは、アカムシなどの生き餌やメダカの餌のような人工飼料などなんでも食べます。
水槽の立ち上げの手順は?
水槽を水洗いしたら、底砂を敷いてオブジェを配置した後、カルキを抜いた水を少し入れます。次に水草を植えてから、残りの水を入れます。フィルターを動かして1週間程度で立ち上がります。
適した水温や水質は?
- ミッキーマウスプラティをアクアリウムショップで購入したら、袋のまま水槽に浮かべてください。
- 30分~1時間で温度が合いますので、続いて水質合わせを行います。
- 袋の中に水槽の中の水を1/3程度入れ、1~2時間したら再び水を入れます。この作業を4~5回繰り返して水質を合わせます。
- 最後にミッキーマウスプラティを水槽に放ちます。
水温は24~28℃と高めに保ってください。水質は7.0~8.0と、ややアルカリ性を好みます。
ミッキーマウスの餌は?量や与える頻度は?
ミッキーマスプラティは人工飼料でも問題なく食べます。1日に2~3回2~3分程度で食べきれる量を与えてください。飼育数が多い場合は、餌の偏りがないよう満遍なく全体にいき渡る様にあげてください。
水換えの時期と方法は?
1週間に一度を目安に行ってください。全体の1/3の水を換えてください。
- カルキ抜きした新しい水を用意します。
- 3/1程度の水を捨てその分を足します。
- 比重計を使い塩分濃度に問題がなければ水換え完了です。
ミッキーマウスプラティを飼育する上での注意点は?どんな病気にかかる?
ミッキーマウスプラティは病気には強いですが、水温の低下には弱いので、気候によってはヒーターなどを使って水温が下がらないよう配慮してください。
また、アルカリ性の水質を好むなどで、餌の食べ残しなどで水槽が汚れ、水質が酸性に傾かないように注意しましょう。
餌を食べない原因は?
ミッキーマウスプラティが餌を食べない場合は、餌を小さくして食べやすくしてみましょう。複数飼育していて餌を食べない個体が多い場合は、水質の悪化や病気が感染している可能性もあります。
ミッキーマウスプラティを飼育する魅力とは
画像提供元:熱帯魚センターB.B
ミッキーマウスプラティは見た目がかわいいだけでなく、飼育も繁殖も簡単にできます。アクアリウムの未経験者の人にもおすすめなので、これからアクアリウムデビューを考えている方は、まずはミッキーマウスプラティから飼育してみてはいかがでしょうか?