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ヤツメウナギの飼育方法:奇妙な生態とは?餌は何を食べるの?

ヤツメウナギを「8つの目を持つウナギ」だと思われている方も多いようですが、実際はウナギの仲間でもなく、分類上は魚でもありません。そんな奇妙な生物、ヤツメウナギの飼育方法や飼い方のポイントなどについてご紹介していきます。

ヤツメウナギってどんな魚?


ヤツメウナギは「生きた化石」と言われる円口類に属する生物の総称です。

ヤツメウナギは世界中の寒冷な地域に生息しており、日本にはカワヤツメ、スナヤツメ、シベリアヤツメ、ミツバヤツメの4種が生息しています。

ヤツメウナギの名称は一対の目と、その後ろにある7つのえら孔(えらあな)と呼ばれる穴が目に見えることに由来しています。

ヤツメウナギの生態

ヤツメウナギにはアンモシーテスと言われる幼生期があります。アンモシーテス幼生は泥の中で生活しており、潜ったまま泥の中の有機物を摂取します。2〜4年の幼生期のあと、変態して成魚になります。成魚になってからは餌を食べずに繁殖をして死んでしまいます。

近年では個体数が激減しており、カワヤツメとスナヤツメは絶滅危惧I類に指定されています。

ヤツメウナギの飼育はむずかしい?飼うときのコツは?

ヤツメウナギの飼育は難しいと言われています。ヤツメウナギは水質汚染などが原因で個体が激減しました。飼育する場合にも水質の管理をしっかり行ってください。また、高温に弱いので水温が上昇しないように保つことも大切です。

ヤツメウナギを購入するときの選び方は?

ヤツメウナギは個体が激減しているため、アクアリウムショップを探しても見つからない可能性もあります。見つからない場合はインターネットなどで販売しているお店もありますので探してみてくださいね。

ヤツメウナギの飼育に適した水槽は?

ヤツメウナギの飼育に適した水槽は?ヤツメウナギはいずれの種も15〜20cm程度まで大きくなりますので、45cm以上の水槽であれば、飼育が可能となります。ヤツメウナギは温厚な性格で混泳も可能です。幼生の間は砂に潜ったままなので、他の魚も水槽に入れている方も多いようです。

飼育するとき水槽以外に準備するものは?

水草

ヤツメウナギは砂の中に潜って生活することが多いので、水草は必要ありませんが、単独飼育の場合はかなり寂しくなってしまいますので、お好みに応じた水草を設置してみるのも良いでしょう。

ヤツメウナギの幼生は砂に潜っていることが多いです。体に傷をつけないためにも角が少なく粒の細かいパウダー状の砂がおすすめです。ヤツメウナギは砂の中で栄養を摂りますので富栄養化する必要があります。

水流

ヤツメウナギの幼生は砂に潜っているので水流は必要ありません。混泳する種があれば、その生態に合わせてください。

ヤツメウナギの幼生の口はじょうご状になっていて、砂の中の有機物や珪藻類をろ過して食べています。

ポンプ

ヤツメウナギの飼育にはエアレーションのためのポンプは必要になります。

水槽の立ち上げの手順は?

ヤツメウナギの水槽立ち上げの方法です。水槽内の水質と生物の変化について説明します。

  1. 水槽を設置したら、カルキ抜きをした水を入れます。砂や設備を整えて、パイロットフィッシュを泳がせます。
  2. パイロットフィッシュが排せつし、アンモニアが増えるとニトロソモナスというバクテリアが増殖し、アンモニアを亜硝酸に分解します。
  3. 亜硝酸が増えると、亜硝酸を分解するニトロバクターというバクテリアが増殖し、硝酸塩が発生します。
  4. 硝酸塩の増加により、茶色いコケが発生します。

ここで発生する茶色いコケがヤツメウナギの幼生の餌になる珪藻(けいそう)になります。通常であれば立ち上げの過程で珪藻もなくなっていきますので、この段階で珪藻を維持するために珪藻の栄養素である珪藻を投与しましょう。「ミリオンA」という植物用の飼料を使用しているケースもあります。

ヤツメウナギを水槽に移す手順!水温や水質は?

ヤツメウナギを水槽に移動する場合は、水温や水質を合わせてから、水槽に移してあげてください。

水質は弱酸性〜中性になるように保ちましょう。水温は10℃〜25℃です。寒冷地域に住んでいる種が多いので、水温の上昇には気を配ってください。

1日の餌の量や水槽の水換え時期と方法は?

餌の量や与える頻度は?

ヤツメウナギの幼生は珪藻(けいそう)などの藻類や有機物を摂取しています。混泳している場合は、混泳している魚の餌を多めにあげてわざと食べ残しをさせても良いです。

水換えの時期と方法は?

ヤツメウナギは水質の変化に弱いので、1週間に一度、水槽内の水を1/3程度交換してください。

ヤツメウナギを飼育する上での注意点は?

ヤツメウナギを飼育する上での注意点は?ヤツメウナギを飼育するうえで一番注意すべき点は、水温の管理です。水温の上昇が起こらないようにクーラーや室温の調整を行ってください。ヤツメウナギの生態については詳しくわかっていないことも多く、病気のかかりやすさについてもはっきりとしていません。

餌を食べない場合の対処法は?

ヤツメウナギの幼生期は餌を吸収しているかどうかはわかりづらいです。藻類だけで様子がおかしい場合は、金魚などを混泳させてみて、金魚のふんなどの有機物を増やしてみると良いでしょう。

ヤツメウナギが変態し成魚になってからは餌を食べませんので、食べなくても心配しないでください。

ヤツメウナギを飼育する魅力とは?

ヤツメウナギは飼育しても砂に潜っていることが多く、観賞用として少し寂しいかもしれません。成魚になってからも餌を食べずに死んでしまいます。

繁殖に成功する例もほとんどありませんので、アクアリウム初心者よりも、上級者向けと言えるでしょう。





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