ロックシュリンプの飼育:混泳はできる?寿命はどのくらい?
ロックシュリンプはエビの中でも身体が大きく、立派なエビです。性格もおとなしく混泳も楽しめますが、ロックシュリンプをメインで大きく育てるならば単独飼育がオススメです。ロックシュリンプ身体も大きく、迫力のあるアクアリウムが楽しめますよ。
今回はそんなロックシュリンプの飼育についてご紹介いたします。
目次
ロックシュリンプとはどんな魚?寿命は?
画像元:楽天市場
ロックシュリンプは東南アジアや南アフリカに生息しています。大きさは成長すると種類にもよりますが、10cm前後に成長します。
寿命は7年前後です。しかし飼育下では栄養が足りずに弱ってしまう場合がありうまく育たずに1年たらずで死んでしまう場合があります。
混泳の注意点は?
他の魚と混泳させる場合には、ロックシュリンプが確実に餌を食べられる環境作りをしてお迎えする必要があります。ロックシュリンプは動きがゆったりとしていてヤマトヌマエビのような俊敏さはなく、マイペースなエビです。
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ロックシュリンプの飼育のコツは水温
ロックシュリンプは飼育自体は容易ですが、夏場の高温に弱く30℃以上の水温には耐えられません。比較的温暖な気候出身のエビなのである程度の温度変化には対応できますが、夏場はクーラーなどのファンを設置するなどの対策が必要です。
ロックシュリンプの価格は?選び方のポイントは?
ロックシュリンプはペットショップで2,000円〜5,000円前後で販売されています。大きさによって値段は変わりますか、幼体は抵抗力が低いので少し大きめの個体を購入するのが良いでしょう。また身体が変形していたり欠損している個体は避けましょう。
名前:ロックシュリンプ(1匹)
税込価格:2,440円
大き目の水槽でロックシュリンプを飼育しよう
ロックシュリンプのみの飼育であれば、45cm水槽でも十分に飼育可能になります。しかし、他の魚との混泳を検討している場合には増やす魚分水槽の大きさを大きくする必要があります。
水槽が狭すぎるとロックシュリンプが他の魚の攻撃対象になってしまい、うまく育たないので余裕を持った水槽を選びましょう。
ろ過装置は上部フィルターなどの浄化作用が強く、循環するタイプのものを用意します。45cm以上の水槽が良いですよ。
水槽以外に準備するもの
ロックシュリンプを飼育する上で必要なものは以下のアイテムです。
- カルキ抜き
- ろ過フィルター
- 沈下性の餌、赤虫等
- フタ
- 温度計
- 隠れ家
底砂は目の細かい丸いものがオススメです。あまり荒いものを敷いてしまうと身体が傷ついてしまう場合があるのでオススメできません。
餌は沈下性のものを与えるのが良いでしょう。ロックシュリンプは餌を食べるのがゆっくりですので、他の魚に餌を取られてしまい、十分に餌を食べられないことがあります。確実に餌が食べられるようにピンセットなどで口元まで運んであげると良いでしょう。赤虫なども好んでよく食べます。
水槽の立ち上げ方
- 水槽を購入してきたら一度洗って、天日干しして完全に乾かします。
- カルキ抜きを入れて少し置き、洗った砂利、隠れ家を入れて水が透明になったら水を静かに入れます。
- 水温は20℃〜25℃に設置します。水質は弱酸性〜中性にします。
水を入れたらフィルターを起動させて水を循環させて酸素を流し、バクテリアを発生させてフィルターに定着させます。水が完成するまで2日ほどかかります。最低でも一晩は置いた方が水がなじむので良いでしょう。
ロックシュリンプを水槽に入れるまでの手順は?水温や水質は?
水槽のセットが完了したら購入してきたロックシュリンプを室温に慣らしてから、袋ごと水槽につけて1時間置きます。水槽の水と袋の中水温を一緒にしてください。
水温が同じになったら次に袋の水を3分の1捨てて水槽の水を足します。そのまま40分ほど置いて2、3回同じように繰り返します。水質が同じになったらロックシュリンプのみ水槽に移します。袋の水は捨てます。
ロックシュリンプを混泳させる場合には数日隔離して環境に慣らしてから混ぜるようにしましょう。
ロックシュリンプの1日の餌の量や水槽の水換え時期と方法は?
1日の餌の量、回数は?
1日少量を複数回分けて与えましょう。小食なので、量は食べませんが確実にロックシュリンプに餌を与えることができます。
水換えの時期は?
1週間に一度、水槽の3分の1の水を新しいものに交換します。一度に全て変えてしまうとロックシュリンプの負担になりますので避けましょう。夏場は上がりすぎないようにクーラーなどを使用して水換えをしましょう。餌の与えすぎで水が汚れやすくなる場合があります。
ロックシュリンプを飼育する上での注意点
ロックシュリンプは水温が上がってくると殻がはがれて弱ってしまうことがあります。水換えを定期的に行っていくことが大事です。また栄養不足にならないように蠣殻(かきがら)などを与えても良いでしょう。
ロックシュリンプは餌が不十分だと飢え死にする可能性がありますので、餌を食べられているか毎日観察する必要があります。ロックシュリンプの体調不良はほとんど見た目が変わらないためわかりにくく、気づいたときには手遅れになっている場合があります。日頃から動きや甲羅の状態などを観察するようにして健康管理をしてあげましょう。
餌を食べない原因と対処法は?
ロックシュリンプは口が小さく少量ずつ食べるため、食事時間が長く他の魚に餌を食べられてしまう場合があります。沈下性と浮遊性の餌を用意してロックシュリンプが餌を食べられるように工夫して餌を与えましょう。
ロックシュリンプが残した餌をそのまま放置しておくと水槽内で餌が腐ってしまい水質が悪化してしまうことがあります。その場合菌に感染してロックシュリンプが全滅してしまう恐れがありますので、残した餌は取り除きましょう。
ロックシュリンプを飼育する魅力は?
エビの中でも立派な体格のロックシュリンプは育てる楽しみのあるエビです。ついつい混泳相手として入れてしまいがちですが、大きく育ったロックシュリンプはそれだけで迫力があります。
この記事でロックシュリンプの飼育に興味を持って頂けたら幸いです。