ヤマトヌマエビの飼育:餌は何食べる?寿命はどれくらい?
ヤマトヌマエビは掃除もしてくれて、様々な種類の魚と混泳させられることから大変人気の高いエビです。繁殖力が強いため、繁殖を楽しめる点も人気の理由なんですよ。また、飼育は簡単で、初心者の人でも簡単に飼育することができます。
今回は、そんなヤマトヌマエビ飼育のポイントや餌、寿命などの生態について紹介していきます。
目次
ヤマトヌマエビとは?寿命はどのくらい?
ヤマトヌマエビは河川や水田に住む淡水のエビです。寿命は3〜4年で成長しても3〜4cmと小型です。主にインド太平洋沿岸に生息しており、日本では西日本を中心に生息しています。身体は薄い黒色でメスは腹部に卵を持っている場合があります。性格はおとなしく適温も幅広く丈夫なので、金魚などとも混泳が可能です。
しかし、金魚が大きすぎると捕食されてしまう可能性がありますので、水草をいれて隠れ場所を作ってあげると良いですよ。
ヤマトヌマエビの飼い方は難しい?
ヤマトヌマエビは病気にも強く、水質の変化にもある程度耐えられますので、初心者でも飼育を楽しむことができます。
ヤマトヌマエビと混泳はできる?ルールは?
ヤマトヌマエビを他の魚と混泳させる場合には、捕食されないように水草などの隠れ場所を作ってあげましょう。流木の裏や土管の中など好みますよ。
ヤマトヌマエビの価格は?選び方のコツは?
ヤマトヌマエビはペットショップで200円〜500円前後で販売されており、ほとんどのショップで取り扱っています。選び方のポイントは、小さ過ぎると混泳している魚に捕食されてしまう可能性があるので、比較的大きな個体を選びましょう。単体の飼育でしたら小さくても構いません。
名前:ヤマトヌマエビ(水草セット)
税込価格:1,080円
ヤマトヌマエビに適した水槽の大きさは?
ヤマトヌマエビは小型のエビなので、30cm水槽でも使用可能です。60cmの水槽でヤマトヌマエビ10匹前後が最適の数です。
混泳させる場合は、混泳している魚に合わせて水槽を用意する必要があります。また、ろ過フィルターを設置する場合は、水を吸い込む口の部分が大きいとヤマトヌマエビがフィルター内に吸い込まれてしまう場合がありますから、スポンジをつけるなど対策しておきましょう。
ヤマトヌマエビの飼育に必要なアイテムは?
ヤマトヌマエビを飼育する上で必要なものは以下のアイテムです。
- カルキ抜き
- ろ過フィルター
- エビ用の餌
- 水草や隠れ家
- フタ
底砂を敷く場合は、細かいものがオススメです。ヤマトヌマエビは水換えの際などよく跳ねるので、フタをして飛び出しを防止しましょう。
ヤマトヌマエビの飼育準備!水槽の立ち上げ方は?
ヤマトヌマエビを入手する前に、水槽の立ち上げを完了させておきましょう。
- 水槽を購入してきたら一度洗って、天日干しして完全に乾かします。
- 水道水にカルキ抜きを入れてカルキを抜きます。最初水が白く濁りますが馴染むと透明です。
- 水温が変化しないように一定に保ちながら水を静かに入れます。この時に洗った底砂、隠れ家をセットしてから入れましょう。
- 水を入れたらフィルターを起動させて水を循環させて酸素を流し、バクテリアを発生させてフィルターに定着させます。水が完成するまで2日ほどかかります
水槽に入れるまでの手順は?ヤマトヌマエビに適した水温・水質は?
ヤマトヌマエビに適した水温は20℃〜25℃です。ヤマトヌマエビは袋を開けると跳ねてくる場合があるので、注意しましょう。
- 水槽のセットが完了したら購入してきたヤマトヌマエビを、袋ごと水に浮かべて1時間程おきます。
- 袋の中の水を少し捨て水槽の水をいれ、40分程置きます。2、3回同じように繰り返します。
- ヤマトヌマエビのみを水槽内に移します。
以上で水合わせは完了です。
ヤマトヌマエビの餌は?与える量や頻度は?
2日~3日に1回、粒状でしたら2~3粒の餌を与えます。残った餌は水質の悪化に繋がるので、取り除くようにしましょう。他の魚の食べ残しのみですと、栄養不足になり、餓死してしまう場合があるで、ヤマトヌマエビ用の餌をしっかり与えることが大事です。
水換えの時期は?
1週間に1回3分の1の水を新しいものに交換します。この時に水温が下がらないように温度を確認しながら水換えを行なってください。ヤマトヌマエビを移動させる場合はよく跳ねるので、落とさないように注意して移動させましょう。
ヤマトヌマエビがかかりやすい病気は?飼う上での注意点は?
ヤマトヌマエビは丈夫ですが、30℃以上の高温には大変弱く、身体が赤色に変色して死んでしまいます。また、菌などに感染すると身体に赤い発疹のような充血が見られます。その場合は水換えをして様子を見ますが、ヤマトヌマエビは身体が小さい分、一度具合が悪くなると回復するのが難しいです。
病気にならないように温度を一定に保ちながら定期的な水換えで予防することが大切です。また、餌を食べ過ぎた場合も消化不良になり死んでしまう可能性があります。
餌を食べない場合はどうする?
ヤマトヌマエビの中に身体が赤くなっているものがいたら水質が悪化している場合があるので、水換えをしましょう。ヤマトヌマエビは1匹が体調不良になると拡大する場合があります。弱っている個体は隔離して早めに対処すれば回復も早くなり、食欲も戻りますよ。
また、雑食性なのでなんでもよく食べますが、混泳している魚に食べ尽くされてしまっている場合があります。沈下性のエビ用の餌と浮遊性の餌を2種類用意して与えてみましょう。
ヤマトヌマエビの魅力は?
ヤマトヌマエビは小さな水槽で初心者でも飼育ができるエビです。時折、万歳のような格好をしてみたり、水草に一生懸命登り、頂上からダイブする仕草など見ていて飽きない、かわいらしい魅力的なエビです。
是非この記事を参考にヤマトヌマエビを迎えていただければ幸いです。