テキサスシクリッドの飼育方法:餌は?混泳はできる?どこで販売さてるの?
青いマーブル模様が美しく、しっかりとした身体つきが特徴のテキサスシクリッドはアクアリウムでも人気の熱帯魚です。雄は成長すると頭頂部がもりあがってきて、一見すると海水魚のようないでたちをしています。
鮮やかな色彩が多いシクリッド種ですが、今回は、テキサスシクリッドの飼育方法を紹介していきます。
目次
- 1 テキサスシクリッドとはどんな魚?
- 2 テキサスシクリッドの飼育は簡単?飼い方のポイントは?
- 3 テキサスシクリッドと混泳できる?
- 4 テキサスシクリッドはどこで販売されてるの?購入するときの選び方は?
- 5 テキサスシクリッドに適した水槽の大きさは?
- 6 テキサスシクリッドの飼育に必要なアイテムは?
- 7 テキサスシクリッドに適した水槽の立ち上げ方
- 8 水合わせの手順は?テキサスシクリッドに適した水温や水質は?
- 9 テキサスシクリッドの餌は?1日に与える量や頻度は?
- 10 水換えの時期は?
- 11 テキサスシクリッドを飼育する上での注意点は?
- 12 テキサスシクリッドが餌を食べない原因と対処法は?
- 13 テキサスシクリッドの魅力とは
テキサスシクリッドとはどんな魚?
画像元:楽天市場
テキサスシクリッドはスズキ目シクリッド科に属する魚で、別名ヘリクティス•カーピンテと呼ばれています。主に北アメリカ大陸の大西洋(たいせいよう)側からテキサス南部に分布しており、流れの強い河川から緩やかな水たまりまで幅広く生息しています。寿命は7〜8年前後で、成長すると30cm程になり、食性は肉食性が強い雑食性になります。甲殻類や水生昆虫を好んで捕食して、小魚よりも好きな傾向にあります。
テキサスシクリッドの飼育は簡単?飼い方のポイントは?
テキサスシクリッドは水質の変化に強いので、水にさえ慣れれば飼育しやすい魚になりますが、縄張り意識が強く攻撃的になるためけんかしやすい魚です。混泳には注意が必要な種類の魚になりますので、導入の際にはバランスをうまくとる必要があります。
テキサスシクリッドと混泳できる?
テキサスシクリッドはほかのシクリッド種同様、縄張り意識の強い魚になりますので、身体が大きくなってくると単独飼育が望ましいです。混泳させた場合、他のシクリッド種や熱帯魚とけんかの原因にもなり、ストレスからうまく発色せずに発育不全になることも考えられます。その時々のバランスを見て混泳させるようにしましょう。しかしオスメスのペアでの混泳は大変相性がよいです。
テキサスシクリッドはどこで販売されてるの?購入するときの選び方は?
テキサスシクリッドはワイルド種ですと高い傾向にあり、3,000円〜ほどで売られています。ブリードされたものなら1,500円前後から販売されています。シクリッドを扱うペットショップやネットショップで購入することが可能です。
名前:テキサスシクリッド 1匹
税込価格:1,382円
テキサスシクリッドに適した水槽の大きさは?
テキサスシクリッドを終生飼育するには60cm以上の水槽を購入しましょう。単独で飼育する場合には60cm水槽で大丈夫ですが、混泳などを検討している場合には90cm以上の水槽の購入が推奨されます。
また、隠れ家にて身体を休めるためアクセサリー類を入れても十分に泳げるように広めの飼育スペースを作るように心がけましょう。
テキサスシクリッドの飼育に必要なアイテムは?
水槽以外には下記のような機材を用意しましょう。
水槽設置に必要な機材
- 照明器具
- ろ過装置
- ヒーター等
- 水質調整剤・カルキ抜き
- エアレーション
- ガラスブタ
- 温度計
その他の道具
- 魚用の網
- ピンセット、バケツ
- 掃除グッズ
- 餌
- 隠れ家
砂底は特に制限はありませんが丸みのあるテキサスシクリッドの身体が傷つかないものを選びましょう。
テキサスシクリッドに適した水槽の立ち上げ方
テキサスシクリッドを購入する前に水槽を立ち上げておきましょう。
- 水道水にカルキ抜きを入れ、透明になるまで待ちます。
- 水が泡立たないように静かに入れていきます。水が泡立ってしまうと水中内の汚れが舞ってしまいなかなか水質が安定しないのでやめましょう。
- ろ過装置起動、ヒーターをつけて水を循環させ、水槽内の水に酸素を含ませます。その状態で2日程おきましょう。
- 酸素が水槽内を循環することにより、バクテリアが発生しフィルターに定着したら水質が安定するので水槽の立ち上げが完了です。
水槽の立ち上げを完了してからテキサスシクリッドを入手して水合わせをしましょう。
水合わせの手順は?テキサスシクリッドに適した水温や水質は?
テキサスシクリッドに適した水温は23℃〜25℃です。水質は中性〜弱アルカリ性に保つようにしましょう。ph7.5前後にすると適応しやすいです。導入時は丁寧にトリートメントしましょう。
- 水槽のセットが完了したら入手してきたテキサスシクリッドを袋ごと1時間水槽に浮かべて袋と水槽の水温をあわせます。
- 袋の水を3分の1捨て、水槽の水を少量入れて40分程おきます。
- これを2〜3回繰り返して水質をあわせます。その後テキサスシクリッドを水槽に移し、袋の水は捨てます。
テキサスシクリッドの餌は?1日に与える量や頻度は?
1日2回食べ切れる量の餌を与えましょう。人工飼料で問題なくたべるので給餌はしやすいです。おやつ代わりに赤虫など半生の餌を与えます。
水換えの時期は?
7日に1回を目安に下記の手順を参考に汚れた水を交換します。
- 新しい水を用意します。
- 水槽の3分の1の水を排出します。
- 排出した分を足し水したら水換え完了です。
水質悪化の原因になりますので、砂底なども定期的に取り出して洗いましょう。
テキサスシクリッドを飼育する上での注意点は?
気性が荒く、力が強いので水換えなどの際には飛び出し事故による落下に注意が必要です。フタをしっかりと閉めて飼育するようにしましょう。
丈夫で水質の変化にも強いので、病気になりにくいですがけんかしやすくけがしやすい一面がありますので、混泳している方はけがをしないように注意しましょう。けがした個体は隔離して個別で飼育するようにして状態が悪化しないように配慮してください。
隠れ家を複数設置するなどけんかしにくい状況を作ることが大切です。
テキサスシクリッドが餌を食べない原因と対処法は?
雑食性のため人工飼料もよく食べますので、給餌はしやすい魚です。赤虫やミジンコなどの動物性たんぱく質を一緒にあたえると喜びます。冬場の低温に弱く、底で動かなくなることがありますので水温が変化していないか確認します。ヒーター等を利用して水温が下がらないように温度管理が必要です。
餌はよく食べますが、混泳相手とトラブルになりストレスを感じると身体が黒っぽく変色して、衰弱して餌を食べなくなります。隔離して様子を見ましょう。細菌感染を起こして身体がただれていないか健康チェックしてあげましょう。餌の食べ過ぎによる消化不良にも注意が必要です。
テキサスシクリッドの魅力とは
テキサスシクリッドは他の種の魚と混泳が難しい魚ですが、ペアの相性は大変よく、青い色彩の水槽を作れる点が魅力的です。シクリッド種の中でも特徴的な形状に成長するのも魅力の一つですよ。