キノボリウオの飼育方法:混泳のルールは?販売価格は?

キノボリウオは名前がユニークな淡水魚ですが、残念ながら実際に木に登ることはありません。名前の由来は、鳥などに捕食されて木の上にいたキノボリウオが、まだ生きていたことから現地の人が勘違いしてこの名前がついてしまったようです。そんなキノボリウオは観賞魚としても流通している魚で、飼育もできる魚です。

今回はキノボリウオの飼育方法や混泳のルールなどについて紹介していきます。

キノボリウオとは?寿命は?


キノボリウオはスズキ目キノボリウオ亜目キノボリウオ科キノボリウオ属に分類される魚で、河川に生息する淡水魚です。中国(ちゅうごく)南部から東南アジアに広く分布しており、メコン川では内陸部の奥深くまで生息しています。

寿命は5年前後で、成長すると全長25cm前後に成長しますが、飼育下では20cm前後にとどまることが多いです。ベタなどと同様にラビリンス器官があり、空気呼吸が可能なことから地上でも行動することができます。

食性は雑食性なので藻類や甲殻類、 水生昆虫などを好んで食べます。

キノボリウオの飼育は難しい?飼い方のポイントは?

キノボリウオは飼育しやすい魚ですが、温度変化に弱い魚です。また、乾期の際に地上を移動する性質をもつ魚ですが、自ら上陸することはありませんので、低い水位の水槽は好みません。意外と飛び出し事故の多い魚ですので、注意が必要です。

キノボリウオと混泳できる魚は?

キノボリウオと混泳できる魚は?キノボリウオは同種同士の混泳や混泳相手を選べば他の淡水魚とも混泳可能です。しかし、性格は少々キツめですので飼育サイズをそろえないとすぐに争いをしたり、いじめたりしてしまうことがあります。また、縄張り意識が強いので必ず隠れ家を複数設置するようにしましょう。シクリッド系の魚との混泳もバランスを見ながらになりますので争うようなら混泳は避けましょう。

キノボリウオの販売価格は?購入するときの選び方は?

キノボリウオは、500円前後で販売されています。選び方のポイントは、身体の体色がきれいな白点病などを発症していない元気な個体を選びます。

キノボリウオに適した水槽は?大きさは?

キノボリウオに適した水槽は?大きさは?キノボリウオを終生飼育する場合には60cm以上の水槽が必要になります。大きさは成長しても20cm前後ですので、単独での飼育でしたらそこまで大きな水槽は必要ありません。また、飛び出し防止のために重さのあるガラスブタを使用するようにしましょう。

食べかすは給餌の度に取り除くようにして、水質の悪化を防ぎましょう。ろ過装置も水を循環させるために上部フィルター等が必要になります。

キノボリウオの飼育に必要なアイテムは?

水槽以外には下記のような機材を用意しましょう。

水槽設置に必要なアイテム

  • 照明
  • ろ過装置
  • ヒーター、クーラー・冷却ファン
  • 水質調整剤・カルキ抜き
  • エアレーション
  • ガラスブタ

その他のアイテム

  • 熱帯魚用の網
  • ピンセット、バケツ
  • 掃除グッズ

砂底は大磯(おおいそ)砂など細かいタイプのものが良いでしょう。泥を好みますが、飼育下では管理が大変になりますので、砂利の方がおススメです。

水合わせの手順は?

  1. 水道水にカルキ抜きを入れ、透明になるまで待ちます。
  2. アクセサリーを洗って水気を切り、レイアウトしましょう。
  3. 水が泡立たないように静かに入れていきます。水が泡立ってしまうと汚れが舞ってしまいなかなか水質が安定しないのでやめましょう。
  4. ろ過装置起動、ヒーターをつけて水を循環させ、水槽内の水に酸素を含ませます。その状態で2日程おきましょう。
  5. 酸素が水槽内を循環することにより、バクテリアが発生しフィルターに定着したら水質が安定するので水槽の立ち上げが完了です。

水槽の立ち上げを完了してからキノボリウオを入手して水合わせをしましょう。

水合わせの手順は?キノボリウオに適した水温・水質は?

キノボリウオに適した水温は25℃前後です。30℃以上の高温にはならないように気をつけて夏はクーラー等を使用するようにしましょう。水質は弱酸性〜中性でph7.0前後にします。

水合わせの手順
  1. 水槽のセットが完了したら入手してきたキノボリウオを袋ごと1時間水槽に浮かべて袋と水槽の水温をあわせます。
  2. 袋の水を3分の1捨て、水槽の水を少量入れて40分程おきます。
  3. これを2〜3回繰り返して水質をあわせます。その後キノボリウオのみ水槽に移し、袋の水は捨てます。

キノボリウオの餌は?1日に与える量や頻度は?

キノボリウオの餌は?1日に与える量や頻度は?キノボリウオの餌は、人工の沈下性の餌を与えます。食欲は旺盛ですので、人工飼料でも問題なく食べてくれます。赤虫やミジンコなども食べますが、たまに藻類をあげると良いでしょう。量は、1日2回2~3分程度で食べ切れる量を与えます。

水換えの時期は?

7日に1回を目安に下記の手順を参考に汚れた水を交換します。

  1. 新しい水を作ります。
  2. 水槽の3分の1を排水します。
  3. 排水した分の水を足して水換えが完了です。

月に1回は水槽、岩などを洗いましょう。歯ブラシなどを使用して細かい滑りなども取り除きます。

キノボリウオが餌を食べない原因は?対処法は?

キノボリウオは食欲旺盛ですので、なにか異物を誤飲していないか確認します。口に入らない大きさの餌も貪欲に食べようと飲み込みますので、腹部が膨張していないか確認してみましょう。

水温を1℃あげることにより、新陳代謝が活発になって、消化を助けてくれますので様子をみましょう。水温も急激に変化していないかチェックします。

また、争いになると衰弱してしまいますので、争っているようでしたら隔離して、別々に飼育するようにしてから餌を与えてみましょう。

キノボリウオを飼育する上での注意点は?気をつける病気は?

キノボリウオを飼育する上での注意点は?気をつける病気は?キノボリウオはほとんど病気になりませんが、水質の悪化を放っておくと白点病になります。特にサイズが小さいうちは抵抗力が弱いため病気にかかりやすいので、水質を一定に管理する必要があります。また、水槽からの飛び出し事故が起きやすい魚でもありますので、フタはガラスブタなど重みのあるしっかりしたものを選びましょう。

水槽が狭いとストレスや争う原因になりますので、余裕のある飼育スペースでの飼育を心がけ隠れ家を設置するなど、キノボリウオが快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。

キノボリウオを飼育する魅力とは

今回は、キノボリウオの飼育についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか?

キノボリウオはエラ器官が発達しており、空気呼吸が可能な魚ですので泥の地面を這って移動することができる面白みのある魚です。また、飼育もしやすく初心者の方も飼育することができますよ。

この記事でキノボリウオの飼育に興味を持って頂けたら幸いです。





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