水槽の危険な臭いとは?原因と対策法は?

アクアリウムを管理していると、水槽から臭いが発生することがあります。水槽の臭いには様々な原因がありますが、放置すると飼育水や生体などに悪影響を与えることもあります。飼育環境を良好に保つためにも、水槽の臭いの原因や対策を把握しておきましょう。

今回は、水槽の臭いの原因や種類、対策方法などについてご紹介します。

水槽の臭いの原因は?

水槽の臭いの原因は?水槽の臭いの原因には、主に次のようなものが挙げられます。

1.藍藻(らんそう)

コケが水槽の臭いの原因になることがあります。特に臭いやすいコケは藍藻という細菌の一種で、のり状藻・シバノバクテリアとも呼ばれています。藍藻はヘドロのようにドロリとした形状が特徴で、アルカリ性に偏った水質や底床の汚れなどが原因で発生しやすいといわれています。

2.生体の餌

生体の餌によって水槽が匂うこともあります。餌の食べ残しやカスが底床やフィルターなどにたまって蓄積すると水質が悪化しやすくなり、飼育水が匂う原因になります。

3.生体の数

飼育する生体の数が水槽の臭いの原因になることもあります。生体の数が多いと排せつ物の量が多くなり、水質の悪化や臭いが発生しやすくなります。生体の数が少なすぎる場合も、思いのほか餌の食べ残しが起こりやすく、水質の悪化や臭気の原因になるといわれています。

4.アンモニア

アンモニアが原因で水槽が匂うこともあります。通常、アンモニアはろ過バクテリアによって分解されますが、バクテリアのバランスが崩れると分解されにくくなります。結果、アンモニアが蓄積し、飼育水が臭いやすくなります。

5.飼育水の汚れ・濁り

飼育水の汚れや濁りも臭いの原因になります。水換えや掃除を怠るなど、飼育環境が清潔に保たれていない場合には、飼育水が汚れやすくなり、濁りや臭いが発生しやすくなります。

臭いで原因はわかる?一番よくない臭いは?

臭いで原因はわかる?一番よくない臭いは?水槽の臭いには様々な種類があり、臭いのタイプによってある程度原因が分かることもあります。

1.ドブのような臭い

水槽からドブのような臭いがした場合は、藍藻(らんそう)が発生していることが多いようです。

2.腐敗臭のような臭い

水槽で何かが腐ったような臭いがするときは、餌の食べ残しなどが腐敗して蓄積している可能性があります。

3.生臭い臭い

水槽から生臭い臭いがする場合は、ろ過バクテリアが定着しておらず、ろ過のバランスが不安定になっていることなどが考えられます。

4.鼻にツンとくる臭い

水槽から鼻にツンとくる臭いがしてきた場合は、アンモニアの分解が進んでいない可能性があります。アンモニアが蓄積し過ぎると、生体がアンモニア中毒を引き起こす恐れがあります。

5.土のような臭い

水槽から畑の土のような臭いがする場合は、ろ過バクテリアが定着して活発に活動していることが多いため、特に心配する必要はないといわれています。

水槽にとってよくないのは1~4の臭いです。放置すると飼育環境に悪影響を及ぼすこともあるため、できるだけ早めに対処することが必要です。

水槽の臭い対策に有効な方法は?

水槽の臭い対策に有効な方法は?水槽の臭い対策に有効な方法としては、主に次のような方法があります。

1.ろ過バクテリアのバランスを保つ

水槽内のろ過バクテリアが安定して定着・繁殖していれば、臭いの原因となる餌の食べ残しやアンモニアなどの分解が進み、水質の悪化や臭いを防ぐことにつながります。

2.水槽を清潔に保つ

適度な水換えや掃除などを行って水槽内を清潔に保ちましょう。水槽の臭いの原因となるコケや汚れの予防に効果的です。ただし、ろ過器やろ材を過剰に洗浄するとバクテリアが減少するので注意しましょう。

3.餌の量などに注意する

生体の餌の食べ残しを防ぐために、餌は毎回食べきれる量を与えましょう。また、飼育している魚が食べやすそうなサイズ・形状の餌を選ぶことも重要です。

4.活性炭を使用する

活性炭をろ過フィルターに入れると水槽の臭いを吸着してくれます。活性炭が持続するのは2か月程度なので、定期的に交換しましょう。

5.消臭スプレーを使用する

水槽用の消臭スプレーを利用する方法もあります。即効性があり、水槽だけでなく周りの空間の消臭にも効果があるようです。

6.殺菌灯を使用する

殺菌灯は主に魚の病気を防ぐためのアイテムですが、藻類などを殺菌して臭いを防ぐ効果にも期待できるといわれています。

そもそも無臭にはならない?

そもそも無臭にはならない?飼育水が良好な状態に保たれていれば水槽は匂わない、という見解もあるようです。しかし前述したように、ろ過バクテリアが定着すると土の臭いがするという場合もあります。また、人によっては川のような臭いを感じることもあるようです。生き物を飼育している以上、水槽を完全な無臭状態にするのは難しいのかもしれません。ある程度の臭いは否めないとしても、飼育環境にとってよい臭いなのか悪い臭いなのかを判別し、適切に対処できるようにしておくことが重要です。

まとめ

水槽の臭いは飼育水の状態を示すバロメーターでもあります。水槽にとってよくない臭いが発生した場合は飼育環境を見直してみましょう。日頃から水槽の臭いをチェックして、快適なアクアリウム環境をキープしてくださいね。





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